


ライセンスオンライン株式会社は、ソフトバンクグループの中で、インターネットを使ったパソコンソフトのライセンス(使用権)販売を手がけている会社です。主に中小企業に向けITを活用したさまざまなサービス提供によって、業務効率の向上やコスト削減に貢献しています。今回は同社の事業や取り組みについてご紹介します。
ライセンスオンラインは大きく4つの事業で構成されています。ひとつはオンラインでのソフトウエアライセンスの販売。そのほかに、従来型の訪問での対面式によるライセンスの販売、ISP*1をパートナーとしたBtoBtoC*2によるサービスの提供、そして「クリエイターズバンク*3」という、クリエイターと企業をつなぐポータルサイトの展開です。

主力事業であるオンラインでのソフトウエアのライセンス販売は、中小企業が主要なお客様です。
ライセンスオンラインでは、WEBを通じてソフトウエアライセンスを再販売できるプラットフォームを構築し、コールセンター機能をはじめ、見積もり・受発注・納品・代金回収といった業務をサービスとして無償で提供しています。「現在、当社のEC(電子商取引)サービスをご利用いただいているパートナー企業は、国内で4,000社以上あります。代表的なところとしては、アスクル様、グループ企業ではソフトバンク・テクノロジーのECサービスなどでご利用いただいています。累計顧客数は約80,000社となり、中小企業へのライセンス販売に関しては国内No.1の実績です。」と語るのは、同社代表取締役社長の原山 健一です。
新しい取り組みとして、現在は特にクラウド・コンピューティング*4やSaaS*5のオンデマンドサービスの拡大に力を入れています。「企業がソフトウエアを購入する場合、例えば89人の従業員にソフトを必要とするケースでは、100ユーザ分購入しないといけない場合がありました。人が減った場合でも、買ってしまった分は資産にしなければならないなど、中小企業にとっては大きな負担になっていました。当社の月額サービスをご利用いただければ、翌月5人増えたならば+5、さらに翌月10人減ったならば-10という形で、常に最適化した形でソフトを提供することができます。不要な資産を持つことなく、コストの削減を実現することが可能となります」(同)

さらに中小企業にとって問題となるのが、IT資産の管理です。例えばウィルス対策ソフトなどは、年に1回更新手続きをしないと、最新のワクチンが適用されず、新種のウィルスに感染するリスクがあります。しかし専任のIT資産管理の担当者を置くことが容易ではない中小企業では、更新に気付かないといった問題がしばしば発生します。そこで同社では、「ライセンスレポート」を発行し、お客様が購入したライセンスの履歴やシリアル番号の管理などを代行し、定期的に書面でお知らせしています。
「『ライセンスレポート』によって、管理の負担軽減になったと、お客様から大変ご好評をいただいております。郵送以外にもWEB上でいつでも確認が可能です。また中小企業の皆様にとっては、ライセンス制度そのものが難しいと感じられることが少なくありません。そこで「L-S@T(エルサット)」というWEBページを用意しまして、どのような方でも簡単にライセンスのことが理解でき、ご利用になれるサイトを作りました。こちらも非常に分かりやすいとの評価をいただいています」(同)

同社のもうひとつの大きな柱は、BtoBtoCによるサービス提供です。このサービスでは大手ISP事業者の皆様を通じて、エンドユーザの方々に各種セキュリティサービスを提供しています。プロバイダーのサービスとして、個人のお客様に対して月額課金でワクチンソフトを配信しているといったサービスを最近よく見かけると思います。それを影から支えるのがライセンスオンラインの仕組みなのです。
クリエイターと企業をつなぐポータルサイト「クリエイターズバンク」は、同社の最も新しい事業です。企業の皆様が自社のWEBサイトを持つ際に、デザインなど、いわゆる“見栄え”は重要です。ここにはクリエイティブな要素が必要になってきますが、自社のイメージに合うクリエイターを探すのは、なかなか難しいものがあります。そこで企業とクリエイターをつなぐのが、「クリエイターズバンク」です。
「WEBの世界では、ページそのものが“営業マン”であり“サポート”であり“店舗”ですので、創造力のある人材が、今後さらに必要とされると思います。『クリエイターズバンク』では、それぞれのクリエイターの作品が実際に見える形で掲載されているので、企業にとって選択の場が持てるようになります。
また、企業側からクリエイターにアプローチするためのサイト『クリエイターズバンクジョブ』も展開中です。デザイナー・WEBプランナー・ディレクターといった、企業が望む人材像を提示しての募集が可能です。ミスマッチを防ぎ、効果的な人材募集といった面でも企業活動に貢献していければと考えています」(同)

インターネットを活用し、オンラインであらゆるビジネス、人をつなげるライセンスオンライン。社長の原山は力強く言います。「ネットを通じて中小企業の皆様に、より便利なご提案をしていきたいと常に考えています。現在注力しているクラウド・コンピューティングやSaaSのニーズは、これからますます拡大していきます。ITを活用いただくことで、中小企業の業務や経費面などの効率は、大きく向上することができます。今後も当社がマーケットをリードして、日本国内に広げていく役割を担っていければと思います。また近い将来、モバイル(携帯電話をはじめとする移動体通信機器)を使ったビジネスソリューションが続々登場していきます。その暁には、パソコンとモバイルのシームレスな活用が必要になりますので、この分野でも当社のプラットフォームが活用いただけるように、現在準備中です。
ソフトバンクグループがビジョンとして掲げている“モバイルインターネット”を、当社は“モバイルインターネット for ビジネス”に注力することで、まい進してまいります。」
今後のライセンスオンラインに、どうぞご期待ください。
(掲載日:2009年9月3日)